荒神様とは畑の神様のことで
小泊集落では昔は春と秋の年二回、今は春の一回
この神様のお祭りがあります
今年はコロナ禍の影響から春から秋に延期され
晴れて11月1日がお祭りの日に
地元の人から
あの島に集落内にある荒神様の祠(ほこら)三つのうちの一つがある、
と聞いていたので
私もいつかその場所を教えてもらいたいと想い
そして今日、他の自治会役員の方とその機会に恵まれました
その前にお祭りの準備から...
この日のために集めておいた藁(わら)を使い、しめ縄を作り、幟を立てます
この幟は前日お昼から当日のお昼まで砂浜に立てられ
その間、集落の人たちは畑に入ってはいけない習わしで
私も小さいながらも畑をやっているので、もちろん入っていません
神主さんによる神事が終わり
お神酒とお供え物、鎌と鋸(のこぎり)を持って
いよいよ沖合にあるあの島へ出航の時です
島に着岸したら、あそこでもないここでもないと祠探しを探します
この時、活躍するのが鎌と鋸!!
いわゆる藪漕ぎ、樹木と草を鎌と鋸をかき分けながら
鬱蒼と生い茂った森の中をひたすら進むこと小一時間
するとひっそりと佇む祠が!!!
一同歓声を上げ、みんなでお祈りをしてから
島を後にしました
なぜこの島に荒神様があるんだ、と移住当初は思っていましたが
昔、島に畑があったと聞いて納得しました
この集落に長らく息づくお祭りを
また一つ知ることができました
そして、最後は打ち上げと称した壮絶な飲み会で一日を終えることができました