水の惑星をめぐるお話


NPO法人周防大島郷土大学の講演会にお邪魔してきました。
テーマは『水〜命の回廊を巡る旅』、
講師は洲澤さんです。久しぶりの再会でした。
洲澤さんと言えば、バイダルカやバークカヌーなどの先住民が伝承してきた
生き抜くための道具であるカヤックやカヌー、アリュートパドルの復元作業と
研究分野で有名な方なのです。

メコン川流域のタイ、ミャンマー、ラオス、
アラスカ、カナダの先住民の生活と水との関係を巡る旅のお話を
写真を交えてお聞きしました。
彼らの生活は蛇口をひねれば水が出てくる生活ではありませんが
川や海に背を向けるのではなく、向き合ったものだそうです。

液体状態の水が存在しているのは太陽系、銀河系のなかでも地球だけで
そんな地球の表面積の70%が海、水のうち97%が海水です。
そんな限りある海での遊びは楽しさだけでなく
水の上を漕ぐことは、貴重な地球を肌で感じる行為につながっているのだと
新鮮に感じました。

頭だけでなく体もと、帰りにちょっと寄り道...
山燃ゆる秋、紅葉を眺めながら地球ならではの水のうえを漕いでみました。

水、海とのこれからの関係を考える良いきっかけになりました。
もっと水を噛み締めて漕がねば